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介護職員は薬の管理をしても良いの?|服薬介助の方法と注意点も紹介

投稿日:2019年7月25日 更新日:

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介護職員として働いている人であれば「介護職員薬の管理にどこまで携わって良いか」ということを悩んだことがあるかもしれませんね。

 

その理由には、「薬の管理は医者や看護師の仕事では?」と思いつつも、介護の現場で「介護職員が薬の管理をやらされている」ということがあるからです。

 

そこでこの記事では、「介護職員は薬の管理をして良いの?」というテーマでお話をしていきます。

 

この記事を読めば、介護の現場で「薬の管理は介護職員の仕事でもあるでしょ!?」なんて言われてもハッキリ答えることができますね。

 

こんな方におすすめ

  • 「介護職員はどこまで薬の管理をして良いの?」と悩んでいる人
  • 介護職員だけれど薬の管理をしている人
  • 服薬介助の方法を知りたい人
  • 服薬介助の注意点を知りたい人

 

それではみていきましょう。

 

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介護職員は薬の管理はできない

結論から言うと、介護職員薬の管理は「できない」ということです。

 

薬の管理は「医療行為」にあたりますね。

 

医療行為は、医師や医師の指示を受けた薬剤師や看護師が実施できることになっています。

 

介護職員は、医師の指示を受けて薬の管理をできる立場に該当しないということですね。

 

つまり、介護職員は医師の指示のもと薬の管理ができる立場ではないため、いかなる理由でも薬の管理はすることができないということになります。

 

では、介護職はすべての医療行為ができないのかと言えば、できる医療行為も決められています。

 

その中には、「服薬の介助」があります。

 

次の部分では、「服薬介助」についてみていきましょう。

 

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介護職員が出来るのは服薬介助

介護職員ができる医療行為の1つに「服薬介助」があります。

 

服薬介助とは、医師が処方した薬を1人で飲むことができない人や飲み忘れてしまう人を手伝って薬を飲んでもらうことです。

 

ご利用者も様々な状態の人がいますから、その人に合った方法での服薬介助をすることが大切です。

 

では、「服薬介助」にはどのような方法があるのでしょうか。

 

次の部分では、1人1人に合った服薬介助の方法としてどのような手段があるかを紹介していきます。

 

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服薬介助の3つの方法

この記事では、服薬介助の方法について大きく3つに分けます。

 

ポイント

  • 服薬し忘れていないか確認する
  • 薬袋を渡したり開封したりして渡す
  • 口の中に薬を入れて服薬する

 

それぞれについてみていきましょう。

 

【1】服薬し忘れていないか確認する

服薬介助の1つ目の方法は「服薬し忘れていないか確認する」という方法です。

 

服薬忘れがないか確認する程度なので、「ある程度自立しているけれども時々飲み忘れてしまうことがある」という人が対象になります。

 

自宅で生活している人を始め、サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホーム等では場所によっては入居者自身で薬の管理をしている場合があります。

 

自宅で生活している人であれば、家族やホームヘルパー、訪問看護の看護師が定期的に自宅を訪問して「薬の飲み忘れがないか」を確認するということがあります。

 

病院はもちろんのこと、特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)等の施設系では、看護師や介護職員がサービスステーション(ナースステーション)で預かっている薬を患者さんやご利用者に内服してもらいにいくことがほとんどです。

 

しかし、介護老人保健施設(老健)は在宅復帰を目指す施設でもあるため、職員からは薬を渡しに行かずにご利用者自ら薬を取りに来ていただくという支援方法をすることもあります。

 

このように、基本的には自分で薬の管理はできるけれども時々飲み忘れてしまうことがあるというような人に対して実施する支援方法が「服薬し忘れていないか確認する」ということになります。

 

【2】薬袋を渡したり開封したりして渡す

服薬介助の2つ目の方法は「薬袋を渡したり開封したりして渡す」という方法です。

 

注意ポイント

薬袋とは、この記事では薬を1つにまとめている透明の袋のことを言います。

薬袋

この記事でいう「薬袋」です

 

薬袋を渡したり開封したりして渡す必要性がある人は、「薬を飲むという動作はできるけど、飲むことを忘れてしまう」という人です。

 

場合によっては、目につくところに置いておけば(お膳の上等)食後に自分で飲むことができるという人もいます。

 

薬を飲み忘れてしまう人は、誰かが薬を渡したり、声をかけたり、目につくところにセットしてあげる必要があります。

 

このように、薬袋を手渡したり開封して手の平に出してあげたりすることで自分で服用することができるのであれば、その方法を取ると良いでしょう。

 

介護用語では「一部介助」と呼びます。

 

【3】口の中に薬を入れて服薬する

服薬介助の3つ目の方法は「口の中に薬を入れて服薬する」という方法です。

 

介護用語では「全介助」と呼びます。

 

薬を飲むことを忘れてしまうだけでなく、自分で飲む動作ができない人に取る方法です。

 

食後に介助する人が薬袋を開封して、口の中に薬を入れて水を飲ませて飲み込んでいただく。

 

場合によっては、スプーンの上に服薬ゼリーを乗せて、さらにそこに薬を乗せて口の中に入れるということもあります。

 

「飲み込む」という動作だけができるという状態です。

 

このように、自分では薬を飲むことを忘れてしまうだけでなく、薬を飲むという動作が何かしらの原因でできなくなってしまった人に対して実施するのが「口の中に薬を入れて服薬する」という方法です。

 

では、服薬介助するにあたって気をつけるべきことはあるのでしょうか。

 

次の部分では、「服薬介助の3つの注意点」についてみていきましょう。

 

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服薬介助の3つの注意点

服薬介助の注意点としては次の3つがあります。

 

ポイント

  • 薬袋に書かれている名前と相手の名前を確認する
  • 薬の服薬時間を確認する
  • 薬を飲み込んだことを確認する

 

この3つは最低限注意しなくてはいけないことですので覚えておきましょう。

 

【1】薬袋に書かれている名前と相手の名前を確認する

服薬介助をするときに注意すべきことの1つ目は「薬袋に書かれている名前と相手の名前を確認する」ということです。

 

自宅で生活している場合には薬袋に名前が書かれていることは少ないかもしれませんが、施設に入所している人の薬袋にはご利用者の名前が書かれています。

 

服薬介助をするときには、薬袋に書かれている名前と、これからあなたが薬を飲ませようとしている人が同一人物であるかを確認することが大切です。

 

よくあるのは、目だけでパッとみて服薬させてしまうということです。

 

基本は声に出して「○○さん」とフルネームで呼んで相手の反応を待ちます。

 

そうすることで、飲ませる相手を間違えないようにすることができます。

 

薬の飲ませ間違いは重大事故を引き起こすことになります。

 

確実に服薬できるように、薬袋に書かれている名前と相手の名前を確認してから服薬するようにしましょう。

 

【2】薬の服薬時間を確認する

服薬介助をするときに注意すべきことの2つ目は「薬の服薬時間を確認する」ということです。

 

先ほどの、飲ませる人の名前を確認するということを忘れずに実施したのに、薬の飲ませ間違いの事故が起こることがあります。

 

それが「服薬時間を間違える」というものです。

 

分かりやすくたとえを出すと「朝飲むべき薬を夜に飲ませてしまう」ということですね。

 

一見、その人に処方されている薬なのだから良いのでは?と思う人もいるかもしれません。

 

しかし、薬には飲むべきタイミングがある程度決まっている薬もあります。

 

たとえば血圧を下げる薬(降圧剤)であれば、朝や昼に服用します。

 

間違えて夜に服用させてしまい、寝ている間に一気に血圧が下降して重篤な症状を起こしてしまう…なんてこともあります。

 

このように、薬は種類によって「服用すべきタイミング」が決まっている薬があります。

 

あなたがこれから服用していただこうと思っている薬が、今飲むべきタイミングの薬なのかを確認してから介助することが大切です。

 

【3】薬を飲み込んだことを確認する

服薬介助をするときに注意すべきことの3つ目は「薬を飲み込んだことを確認する」ということです。

 

薬は、飲み込んで初めて意味がありますよね。

 

この「飲み込む」というところを確認するまでが服薬介助です。

 

口に入れて「はい、おしまい」としてしまうと、実は飲み込まずに吐き出していたということがあります。

 

意味があって処方されている薬ですから、吐き出してしまっては効果が得られません。

 

飲み込んだがどうかはのど仏の動きを見れば分かりますが、確実に確認するためには1度口を開けていただいて中を確認する方法が良いでしょう。

 

このように、しっかりと飲み込んだことを確認するまでが服薬介助であることを知っておきましょう。

 

 

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まとめ

今回は「介護職員は薬の管理をしても良いの?|服薬介助の方法と注意点も紹介」というテーマでお話をしてきました。

 

大切なことなので最後にまとめておきます。

 

まとめ

介護職員は薬の管理はできるのか?

  • 薬の管理は「医療行為」なので介護職員はできない
  • 医師から指示を受けた「看護師」や「薬剤師」はできる

介護職員ができることは?

  • 介護職員ができるのは「薬を飲ませる行為」である「服薬介助」のみ

服薬介助の3つの方法

  • 服薬し忘れていないか確認する
  • 薬袋を渡したり開封したりして渡す
  • 口の中に薬を入れて服薬する

服薬介助の3つの注意点

  • 薬袋に書かれている名前と相手の名前を確認する
  • 薬の服薬時間を確認する
  • 薬を飲み込んだことを確認する

 

介護職員は、できる医療行為が限られているので「薬の管理」をすることはできません。

 

介護職員ができるのは、医師から処方されている薬を飲ませる「服薬介助」ということになります。

 

服薬介助には、利用者1人1人に合わせた方法や注意点があります。

 

「飲ませる人を間違えてしまった」「飲ませる時間を間違えてしまった」ということは大きな事故に繋がります。

 

緊張感を持って介助するようにしましょうね。

 

 

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