剣道 面打ち

剣道の19種類の面打ちの極意を徹底解説します

投稿日:2018年11月19日 更新日:

剣道の面打ちのコツ

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剣道には、面、小手、胴、突きと色々な技がありますね。

その中でも基本となるのが「面打ち」です。

面打ちには色々な種類があって、この記事では19種類取り上げています。

 

「面がうまく打てなくて、コツが知りたいなあ」

 

このような思いを持っている人のために、この記事では「19種類の面打ちのコツ」について紹介していきます。

 

この記事で取り上げている内容

  • 面打ちには「しかけ技」「応じ技」「応用技」がある
  • 「しかけ技」としての面打ちのコツが分かる
  • 「応じ技」としての面打ちのコツが分かる
  • 「応用技」としての面打ちのコツが分かる

それでは早速まいりましょう。

 

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剣道の面打ちには「しかけ技」「応じ技」「応用技」がある

剣道の面打ちのコツ

 

 

剣道の面打ちには、いくつかの種類があります。

大きく分けると、「しかけ技」「応じ技」「応用技」となります。

さらにこの3つの中で細かく面打ちの種類が分かれているので紹介します。

 

19種類の面打ち

しかけ技の面打ち(6種類)

  1. 正面打ち
  2. 小さくて早い面打ち
  3. 出小手を打たれない面打ち
  4. 左右面打ち
  5. 払い面
  6. 引き面

応じ技の面打ち(10種類)

  1. 出ばな面
  2. 面すり上げ面
  3. 面切り落とし面
  4. 相小手面
  5. 小手すり上げ面
  6. 小手返し面
  7. 小手打ち落とし面
  8. 小手抜き面
  9. 胴返し面
  10. 胴打ち落とし面

応用技の面打ち(3種類)

  1. かつぎ面
  2. 捲き落とし面
  3. 片手面

 

今挙げたように、19種類に分けることができます。

今回は、この19種類について1つずつ解説していきますので、好きなところから読んでくださいね。

 

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剣道のしかけ技の面打ち6種類

剣道の面打ちのコツ

 

 

最初に、「しかけ技の面打ち」を6種類紹介します。

しかけ技ですから、「自分から打ちにいく面」ということになります。

 

しかけ技の面打ち

  1. 正面打ち
  2. 小さくて早い面打ち
  3. 出小手を打たれない面打ち
  4. 左右面
  5. 払い面
  6. 引き面

 

それぞれ順番に説明をしていきます。

 

【1】正面打ち

まず最初に、基本となる正面打ちのコツから見ていきましょう。

正面打ちのコツは次の6つです。

 

正面打ちのコツ

  • 真っ直ぐ振りかぶって、真っ直ぐ振る
  • 左足で床をしっかりと蹴り、上に跳ばないようにする
  • 身体が前傾したり、アゴが上がったりしないように気をつけましょう。
  • 相手を打突するタイミングと右足を踏み込むタイミングは同時
  • 腰を水平に移動させるイメージで打つ
  • 左足のひきつけを速くする

 

正面打ちは面打ちではありますが、すべての打ちの基本となる技です。

真っ直ぐ振りかぶって真っ直ぐ振ることが何よりも大切ですね。

 

一足一刀の間合いからしっかりと打突するためには左足で床を思いっきり蹴ることが大切ですよ。

このとき、上に跳びはねて顎が上がってしまう人が時々いませんか?

または、身体が前傾になってしまう人もいます。

 

上に跳び跳ねたり前傾になったりせずに、しっかりと腰を水平に移動させるイメージで前に出ましょう。

腰を水平に移動させるためのコツは、左足の引きつけを速くすることです。

相手の面を打突するタイミングと、右足で踏み込むタイミングが同時になるようにしてくださいね。

 

最初は近間から練習して打突の感覚を覚えましょう。

慣れてきたら一足一刀の間合いから打突できるようにしましょう。

 

【2】小さくて早い面打ち

次に、小さくて早い面打ちのコツを見ていきましょう。

実践の中では、小さくて早い面を打つことの方が多いと思いますから、小さくて早い面打ちのコツも知っておきましょう。

小さくて早い面打ちは、ほとんどの人が「打てるようになりたい」と思っていることでしょう。

そのため、別の記事でより詳しくお話することにしました。

 

小さくて早い面打ちを打てるようになりたい人は「剣道の早い面の打ち方のコツと稽古方法【目指せ高鍋先生】」で書いていますので参考にしてください。

面を打っているイラスト
剣道の早い面の打ち方のコツと稽古方法【目指せ高鍋先生】

  「もっと早い面を打てるようになりたいんだけど、面を早く打つコツってなんだろう?どんな稽古をしたら早い面を打てるようになるのかな…」   相手より早く、鋭い面を打てるようになった ...

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【3】出小手を打たれない面打ち

次に、出小手を打たれない面打ちのコツを見ていきましょう。

 

「面を打つと、いつも出小手打たれるんだよな…。もう小手を打たれないように打つ方法ないかな?」

 

こんな悩みを持っている人には知ってほしい打ち方ですね。

もちろん、こちらが上手に面を打っても、相手の方がさらに上手で小手を打たれてしまうこともあります。

それでも、ここで紹介している面打ちを使えば「出小手を打たれないように面を打てる確率」が上がります。

 

出小手を打たれない面の打ち方のコツについては気になる人も多いので別の記事「【もう打たせない】剣道の出小手を対策する面の打ち方を身につけよう」で紹介していますので、そちらを参照してみてくださいね。

剣道の出小手対策
【もう打たせない】剣道の出小手を対策する面の打ち方を身につけよう

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【4】左右面

次に、左右面のコツを見ていきましょう。

左右面も、正面打ちに続く基本の打ち方になります。

 

左右面とは、相手の右面、左面をそれぞれ打突する打ち方です。

左右面の打ち方のコツは次の5つです。

 

左右面のコツ

  • 斜め45度の軌道で竹刀を振る
  • 相手のこめかみを斜めに斬るイメージ
  • 左拳が正中線から外れない
  • 右手に力を入れ過ぎて「右手打ち」にならないように気をつけましょう。
  • 打ちの強さを決めるのは左手、竹刀のコントロールを右手で行いましょう。

 

左右面は、相手の面の両方のこめかみあたりを打突するために、斜め45度の軌道で竹刀を振るのがコツです。

 

斜めに竹刀を振ろうとすると、左手が身体の中心である正中線から外れてしまうことがありませんか?

左手が正中線から外れてしまうのは、右手に力が入り過ぎていることが原因の1つです。

左手を正中線から外さないようにして竹刀を振るためには、左手と右手をバランス良く使うことが大切です。

 

実践では、相手の面を正面から打突しなくてはならないという決まりはありませんから、左右面を狙っても有効打突を奪うことができます。

 

【5】払い面

次に、相手の竹刀を払ってから打つ払い面のコツを見ていきましょう。

払い面は、中段に構えている状態から相手の竹刀の中ほど払い上げるか払い落とすかしてから面を打つ技です。

払い面のコツは次の6つです。

 

払い面のコツ

  • 相手の竹刀の中ほどを踏み込みながら払う
  • 払ってから打つまでは一拍子
  • 剣先で半円を描くように払う
  • 表払いと裏払いを使い分ける
  • 剣先が高い相手は払い上げ、剣先が低い相手は払い落とす
  • 相手が出ようとしたり引こうとしたりする瞬間が狙い目です。

 

払い面は、相手の竹刀を払いながら打ちにいく技です。

つまり、竹刀を振りかぶる途中で払うというイメージです。

「払って打つ」のではなく「払いながら打つ」ということです。

一連の動作が一拍子となるようにしましょう。

 

払うときは手首を柔らかく使い、剣先で半円を描くように払います。

払うのは、表からでも裏からでも良いので状況に合わせて使い分けましょう。

 

剣先が高い相手は、無理に払い落とさずに払い上げてしまいましょう。

そして、剣先が低い相手には逆に払い落とす方が効果的です。

 

中段で攻め合っている攻防の中で、相手が出ようとしたり、下がろうとしたりするところが狙い目です。

 

【6】引き面

続いては引き面のコツを紹介します。

引き面は、鍔迫り合いから下がって面を打つ技です。

引き面のコツは次の4つです。

 

引き面のコツ

  • 右手で相手を押す
  • 押し返した瞬間を狙う
  • 状況に応じて左右面を狙う
  • 打突した後は相手との縁を切る

 

引き面を狙うときは、両手で相手を押してはいけません。

ここでポイントなのは、鍔迫り合いの状態から右手で相手を押すということです。

こちらが右手で相手を押すと、当然相手は押し返してきますよね。

相手が押し返してくるため、その力を利用して大きく下がりながら素早く面を打ちます。

 

引き面も、真っ直ぐ打って真っ直ぐ下がることが基本です。

相手が左右のどちらかに押し返してきた場合は、その方向とは逆に身体をさばきながら左右面を狙うと効果的です。

 

面を打った後は、相手との間合いを切らないと1本とは認められないため、しっかりと縁を切るように下がりましょう。

打突後に縁を切るためには、しっかりと相手を崩してから打突することが大切です。

 

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剣道の応じ技の面打ち10種類

剣道の面打ちのコツ

 

次に、「応じ技の面打ち」を10種類紹介していきます。

 

応じ技の面打ち10種類

  1. 出ばな面
  2. 面すり上げ面
  3. 面切り落とし面
  4. 相小手面
  5. 小手すり上げ面
  6. 小手返し面
  7. 小手打ち落とし面
  8. 小手抜き面
  9. 胴返し面
  10. 胴打ち落とし面

 

以上、応じ技の面打ち10種類を解説していきます。

 

【1】出ばな面

最初は出ばな面のコツから見ていきましょう。

出ばな面は、相手が打って出ようとした瞬間に面を打つ技です。

 

出ばな面のコツは次の4つです。

出ばな面のコツ

  • 自分から1歩攻め入り相手が打つように誘い出す
  • 相手が打とうとした瞬間を狙う(相手が打ってきてからでは遅い)
  • 手首のスナップを使い素早く打つ
  • 相手が前に出る力を利用する

 

一足一刀の間合いから1歩攻め入り、相手が面を打ちたくなるように誘い出しましょう。

この、1歩攻め入るというのが肝心ですね。

相手が打ってきたところを打ちに行くのではなくて、こちらが1歩踏み込むことによって面を出させて、先にこちらが打つというイメージで打ちましょう。

 

相手が打とうとする瞬間に、手首のスナップを使って素早く鋭い打突をしましょう。

大きく振りかぶっていては打突が遅れてしまうので、相手より先に打つために手首のスナップを鋭く使います。

 

通常の小さくて早い面を打突するときのように大きく出る必要はありません。

相手も出ようとしてくるので、あまり大きく出てしまうと間合いが近すぎてしまいます。

相手も前に出てくるので、しかけ技の正面打ちのときよりも小さい踏み込み幅で大丈夫です。

 

出ばな面は、「しかけ技」だという人や本もありますが、相手を誘ったことによる起こりを狙う技なので、応じ技と位置付けて良いと思います。

 

起こりとは?

  • 起こりとは、相手が打とうとする瞬間の動きだしのこと

 

【2】面すり上げ面の極意

次に、面すり上げ面のコツについてみていきましょう。

面すり上げ面は、相手の面打ちをすり上げて面を打つ難易度の高い技です。

面すり上げ面は難易度が高いので、段審査でも審査員へ好印象を与えることができますね。

 

面すり上げ面のコツは次の7つです。

面すり上げ面のコツ

  • 相手が打つのを誘う
  • 相打ちのタイミングで踏み込む
  • 竹刀を振りかぶるのと同時にすり上げましょう。
  • 鎬の部分(竹刀の横)ですり上げる
  • 剣先で半円を描くようにすり上げる
  • 一拍子で行う(すり上げたらすぐ打つ)
  • 状況に合わせて表か裏を使い分ける

 

面すり上げ面も、他の技と同様に一足一刀の間合いから1歩攻め入り、相手が面を打ちたくなるように誘います。

相手が打突にきたのを見て打ちにいくと遅れてしまうので、相手が打突に来る同じタイミングで踏み込むのがポイントです。

 

すり上げるときは、踏み込みながらすり上げます。

すり上げてから前に出ると遅いです。

相面のタイミングで踏み込みながら、振りかぶりながら、すり上げるというイメージです。

 

すり上げるときの竹刀操作は、相手の竹刀を剣先を使って半円を描くようにしてすり上げます。

これも手首のスナップを使います。

そのまま竹刀を振り下ろして面を打突します。

一連の動作は一拍子で行います。

 

すり上げは、表からでも裏からでも良いので状況に合わせて使いましょう。

 

【3】面切り落とし面の極意

次に、あまり見ない技ですが面切り落とし面のコツについてみていきましょう。

面切り落とし面は、相手の面打ちを上から打ち落としてから面を打つ技です。

 

面切り落とし面のコツは次の4つです。

面切り落とし面のコツ

  • 相手の打突を鎬を使ってすり落とす
  • 相手の刃筋を逸らす
  • 一拍子で打つ
  • 剣先の低い相手に有効

 

面切り落とし面も、面すり上げ面同様に相手と同じタイミングで打ちにいくイメージです。

相手が面にくるときに、相手の竹刀を鎬を使ってすり落とすように打ち落として相手の竹刀の刃筋を逸らします。

竹刀の刃筋を逸らすことで相手の面ががら空きになりますから、そのまま相手の面を打突します。

 

剣先が低い相手が打ってくる面は、剣先が下からくるので打ち落としやすいです。

「打ち落としてから打つ」ではなく「打ち落としながら打つ」というイメージで使用してみてくださいね。

 

【4】相小手面(小手相打ち面)の極意

次は相小手面のコツについてみていきましょう。

相小手面は、小手相打ち面とも呼ばれます。

相手の小手打ちを相小手で相殺してから面を打突する技です。

 

相小手面のコツは次の5つです。

相小手面のコツ

  • 一足一刀の間合いから1歩攻め入り相手の小手打ちを誘う
  • 相手が小手にきたら、その小手を相打ちにして素早く面を打つ
  • 素早く面を打つために、左足の引きつけを速くする
  • 起こりを捉える(先に小手を打つくらいの気持ちで)
  • 相手も出てくるので、間合いを詰め過ぎないように歩幅を調整しましょう

 

相小手面は、一足一刀の間合いから剣先を上げて1歩攻め入るようにして相手の小手を誘い出します。

相手が小手に来る瞬間に自分も小手を打ち相殺します。

このとき、小手がくるのを見てから打つのでは遅いです。

自分が先に小手を打つくらいのイメージでいきましょう。

相手も前に出てきますから、小手を打つときはその場で打つくらいのつもりで大丈夫です。

 

小手を相小手にしたら、すかさず左足を素早く引きつけて面を打ちます。

この左足の素早い引きつけが相小手面のポイントです。

 

【5】小手すり上げ面の極意

次に、小手すり上げ面のコツについてみていきましょう。

小手すり上げ面は、相手の小手打ちを裏からすり上げて面を打つ技です。

 

小手すり上げ面のコツは次の5つです。

小手すり上げ面のコツ

  • 一足一刀の間合いから1歩攻め入り、相手の小手を誘う
  • 相手が小手にきたところを裏から相手の竹刀をすり上げる
  • 手首を柔らかく使い、剣先で半円を描くようにしてすり上げる
  • 剣先が上に向くと小手を打たれるため、剣先を前に向けてすり上げる
  • すり上げながら打つにいく

 

小手すり上げ面も他の技同様、まずは一足一刀の間合いから剣先をやや高くして1歩攻め入って小手を誘うようにしましょう。

相手が小手に来たところを、竹刀を立てないようにしっかりと剣先を前に向けて裏から相手の竹刀をすり上げて面を打ちます。

竹刀の中ほどですり上げることを意識しましょう。

 

すり上げるときは、手首を柔らかく使い半円を描くようにすり上げます。

「すり上げてから打つ」ではなく「すり上げながら打つ」というイメージです。

 

【6】小手返し面の極意

次は、小手返し面のコツについてみていきましょう。

小手返し面は、相手の小手打ちを表で受けてから手首を返して裏から面を打つ技です。

 

小手返し面のコツは次の3つです。

小手返し面のコツ

  • 一足一刀の間合いから剣先をやや高くして1歩攻め入り相手が小手にくるように誘う
  • 相手が小手に来たら右手首を外側にひねるように剣先を下げて相手の小手を出来るだけ前で受ける
  • 手首を柔らかく使い素早く返しながら踏み込む

 

小手返し面も、他の技同様に一足一刀の間合いから剣先をやや高くして1歩攻め入り相手が小手にくるように誘うようにしましょう。

相手が小手にくるところを手首を外側にひねるようにして剣先を下げて竹刀の表で相手の小手を受けます。

相手の小手を受けたら瞬時に手首を柔らかく素早く返して裏から面を打ちます。

小手返し面も、「返してから打つ」ではなくて「返しながら打つ」というイメージを持ちましょう。

 

【7】小手打ち落とし面の極意

次に、小手打ち落とし面のコツをみていきましょう。

小手打ち落とし面は、相手の小手打ちを上から打ち落として面を打つ技です。

 

小手打ち落とし面のコツは次の4つです。

小手打ち落とし面のコツ

  • 一足一刀の間合いから剣先を上げて1歩攻め入り相手の小手を誘う
  • 相手が小手に来る瞬間に小さく1歩前に出ながら相手の鍔元を打ち竹刀を打ち落とす
  • 相手の竹刀を打ち落とすときは、手元を崩さずに正確に打ち落とす
  • 相手の小手を打ち落としたらすぐさま面を打つ

 

小手打ち落とし面の要領は、相小手面に似ています。

一足一刀の間合いから、剣先をやや高くして1歩攻め入り相手が小手にくるように誘い出すことがポイントです。

 

相手が打ってきた瞬間に、小さく強く1歩を踏みだして相手の竹刀を打ち落とします。

打ち落とすときは、鍔元を狙うように竹刀を左斜め上から右斜め下に打ち落とします。

相手の竹刀を打ち落とすときに手元が崩れてしまうと、次の面の打突に素早くいけません。

自分の手元を崩さないようにしましょう。

 

打ち落としたらすぐさま2歩目を踏み出して相手の面を打ちます。

「打ち落としてから打つ」ではなく「打ち落としながら打つ」イメージですね。

 

【8】小手抜き面の極意

次は、小手抜き面のコツについてみていきましょう。

小手抜き面は、竹刀を振り上げて相手の小手打ちをかわして面を打つ技です。

 

小手抜き面のコツは次の3つです。

小手抜き面のコツ

  • 一足一刀の間合いからやや剣先を高くして1歩攻め入り相手の小手を誘う
  • 相手が小手にくるところを重心が後ろに下がらないように注意しながら剣先を上に向けて大きく振りかぶる
  • 相手の小手を抜いたらすぐさま一拍子で相手の面を打つ

 

小手抜き面も、一足一刀の間合いからやや剣先を高くして1歩攻め入り相手が小手を打ってくるように誘いましょう。

相手が小手に来る瞬間に、剣先を上に向けて大きく振りかぶります。

相手の小手を抜くときに重心が下がってしまうと、次の面にスムーズにいけません。

重心を前に置くようにしましょう。

 

相手が小手を空振りしたところをすかさず面を打ちます。

小手を抜いてから打つまでは一拍子で行います。

「抜いてから打つ」ではなくて「抜きながら打つ」イメージですね。

相手が小手を打ちに前に出てくるので、間合いに気をつけましょう。

 

【9】胴返し面の極意

次に、胴返し面のコツをみていきましょう。

胴返し面は、胴打ちを竹刀で受けて手首を返して面を打つ高難度の技です。

小手返し面の打ち方に似ていますね。

 

胴返し面のコツは次の3つです。

胴返し面のコツ

  • 相手が打ってきた胴を、左手を顔の高さまで上げて剣先が下に向くようにして胴を受ける
  • 相手の胴打ちを受けると同時に素早く手首を返して面を打つ
  • 相手の胴打ちを受けてから面を打つまでは一拍子で行う

 

胴返し面は、相手が右胴を打ってきたところを、左手を顔の高さまで上げて右手を下にして剣先が右下に向くようにして打突を受けます。

受けたら瞬時に手首を返して竹刀を裏にまわすようにして相手の正面を打ちます。

返してから打つまでは一拍子で行います。

「受けてから返して打つ」ではなくて「受けながら返しながら打つ」といったイメージですね。

 

【10】胴打ち落とし面の極意

次に、胴打ち落とし面のコツについてみていきましょう。

胴打ち落とし面は、相手の胴打ちを右下に打ち落として面を打つ高難度の技です。

 

胴打ち落とし面のコツは次の2つです。

胴打ち落とし面のコツ

  • 身体を左斜め後ろにさばきながら打ち落とす
  • 打ち落としたら打ち落とした相手の竹刀が戻る前にすぐさま面を打つ

 

胴打ち落とし面は、相手が胴に来たところを身体を左斜め後方にさばきながら上から下に相手の竹刀を打ち落とします。

ここでしっかりと後方へ下がらないと、打ち間が近すぎてしまいます。

打ち落としたらすかさず面を打ちましょう。

 

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剣道の応用技の面打ち3種類

剣道の面内のコツ

 

 

最後に、「応用技の面打ち」を3種類説明していきます。

 

応用技の面打ちのコツ3種類

  1. かつぎ面
  2. 捲き落とし面
  3. 片手面

 

それでは早速みていきましょう。

 

【1】かつぎ面

まずは、かつぎ面のコツからみていきましょう。

かつぎ面は、竹刀を左肩にかつぐように振り上げて面を打つ技です。

 

かつぎ面のコツは次の4つです。

かつぎ面のコツ

  • 左手が正中線から外れないように注意して竹刀を素早く左肩にかつぐ
  • かつぐ前に、しっかりと相手を攻めておく
  • 意表を突く技でもあるため思い切り打突する
  • 相手の技が尽きたとき、リズムを変えたいとき、攻撃に反応して手元を上げる相手が狙い目

 

かつぎ面は、一足一刀の間合いから攻め入り、瞬間的に素早く竹刀を左肩にかつぐように振り上げて面を打ちます。

竹刀をかつぐときには、左手が正中線から外れないように気をつけましょう。

いきなり打つのではなく、しっかりと攻めてからかついで打たないと、出ばな面や出小手、抜き胴といった技を打たれてしまいます。

竹刀をかつぐことで相手のタイミングを外すのが狙いですので、思い切って技を出しましょう。

 

相手の技が尽きて気を抜いたところや、技のリズムを変えたいときに有効です。

また、こちらが何かしかけようとすると手元がすぐにあがる相手がいます。

そういった相手にも、1度かつぐことでタイミングをずらして打突することができるので狙い目です。

 

【2】捲き落とし面の極意

次に、捲き落とし面のコツについてみていきましょう。

捲き落とし面は、中段の構えから相手の竹刀を捲き落として面を打つ技です。

 

捲き落とし面のコツは次の4つです。

捲き落とし面のコツ

  • お互いに攻め合ってるところから剣先を裏にまわして相手の竹刀に密着させる
  • 中結から鍔元を狙って1歩進みながら手首のスナップを使って相手の竹刀を捲き落とす
  • 相手の剣先が外れた瞬間に面を打つ
  • 剣先の高い相手や右手が固い相手に有効

 

捲き落とし面は、中段で攻め合っているときに相手の竹刀の裏に竹刀をまわします。

裏にまわしたら、しっかりと相手の竹刀に密着させるのがポイントです。

この密着が甘いと、しっかりと捲き落とすことができません。

 

相手の竹刀の裏にしっかりと竹刀が密着したら、足は1歩前に踏み出しながら右手首のスナップを効かせて小さく半円を描くように一気に捲き落とします。

相手の剣先が外れた瞬間に踏み込んで面を打ちましょう。

捲き落としながら面を打つイメージですね。

 

【3】片手面の極意

最後に、片手面のコツをみていきましょう。

片手面は、遠間から踏み込んで左手だけで右面を打つ技です。

 

片手面のコツは次の4つです。

片手面のコツ

  • 意表を突く技のため遠間から狙う
  • 右手を竹刀から離し、左手1本で思い切り面を打つ
  • 離した右手を腰にひきつけることで起こる腰のひねりで左手の手の内が締まり、打突の威力が決まる
  • 博打的な大技と心得る

 

片手面は、博打的な大技なので頻繁に使うことはありません。

ある意味びっくり箱です。

 

遠間から竹刀を振り上げた瞬間に右手を柄から離します。

離した右手は腰に持っていきます。

この右手を腰に引きつけるときの勢いで打突の威力が決まります。

 

歩み足を使って左足を前に持っていき左手だけで相手の右面を打ちます。

打突の基本は右足で踏み込みますが、片手面は左足から踏み込むのもポイントです。

 

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まとめ:剣道の19種類の面打ちを場面に合わせて使い分けよう

剣道四段の昇段審査

 

 

今回は、剣道面打ちのコツということで基本の面から応用技まで幅広く取り上げました。

一言で「面打ち」といっても、これだけたくさんの面打ちがありますね。

 

色々な面打ちを使えるということは、様々な相手に合わせて技を選択できるという強さに繋がります。

しかし、一気に身に付けようとするとすべてが中途半端になってしまいます。

まずは1つ決めて、稽古に励むようにしてくださいね。

 

剣道の面打ちは「左手の使い方」がとても大切です。

左手の使い方については「剣道の面打ちは左手の使い方で勝敗が左右する!?」で紹介していますので、合わせて読んでくださいね。

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