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生活支援記録法|合言葉は「F・S・O・A・I・P」!

投稿日:2018年9月10日 更新日:

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あなたは、「生活支援記録法」という言葉を聞いたことがありますか?

 

聞いたことがない人、聞いたことはあるけれど何か知らないという方は、ぜひ1度読んでいただき、多くの人に広めていただきたいと思います!!

 

まるっちょ。
こんにちは!

この記事の執筆者、まるっちょ。(@sw_maruccho)です☆

 

医療・福祉の分野でお仕事されている方は避けて通れないのが「記録」ですよね。

そんな「記録」にもいろいろな方法があるのはご存知ですか?

 

今少しずつ普及している記録方法に「生活支援記録法」と言われるものがあります。

この記事では、この「生活支援記録法」について書き記しておきます!!

 

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生活支援記録法とは

 

冒頭でも書きましたけど、僕たち医療・福祉従事者が避けて通れないのが「記録」ですよね。

なぜ記録を残すのか、明確にご自身の答えを持っていますか?

 

私の場合は、主に「支援の記録」「生活の証」ってところですね。

そもそもなんで介護記録を書くの?って方は【介護記録の必要性|なぜ介護記録を残すのか】という記事で紹介していますので合わせて読んでくださいね。

 

さて、私たち医療・福祉従事者の支援というのは、何も闇雲に行われているわけではないですよね。

 

私たちの支援は「エビデンス」と呼ばれる”科学的根拠”に基づいて行われています。

 

そんな、科学的根拠に基づいて行われた支援を的確に記録できる方法として編み出されたのが「生活支援記録法」なわけです。

 

これは、国際医療福祉大学の小嶋章吾教授を中心に編み出されたものです。

 

生活支援記録法の構成要素

 

生活支援記録法では、「F・S・O・A・I・P」という構成要素になっています。

1つずつ順番に説明していきますね!

 

F=Focus(焦点)は、ニーズや問題点、気になっていることなどが該当します。

 

S=Subjective Data(主観的データ)は、利用者の言葉であったり、主介護者(キーパーソン)の言葉を表します。

 

O=Objective Data(客観的データ)は、支援者の観察や実際の支援の中で得た情報、他職種との連携によって得た情報を表します。

 

A=Assessment(アセスメント)は、気が付いたことや判断を意味します。

 

I=Intervention(介入)は、記録する本人が実施した支援内容を記入します。

 

P=Plan(計画)は、これまでのことを踏まえてどのように支援していくかという計画です。

 

これらの項目を記入していくことで、何が問題であり、それを解決するためにはどのような支援が必要で、それはどのような根拠に基づいて行われるのかといったことがはっきりと分かります。

 

これが生活支援記録法です。

これは記録の基本である5W1Hの考え方に近いかもしれませんね。

5W1Hの記録の書き方については【介護記録は5W1Hを使って書こう|例文あり!】でご紹介しています。

 

介護記録を書くときには、大切なポイントがあります。

そのポイントについては【介護記録の書き方で大切な10個のポイント】で紹介していますので読んでみてください。

 

小嶋章吾教授ってどんな人?

 

さて、ここで少し小嶋章吾教授についてご紹介しておきますね!

 

詳しくは国際医療大学のホームページに書かれていますのでご参照くださいな☆

 

国際医療大学のホームページを見ていただくと、「学生に期待するもの」という項目があり、次のように書かれていましたので引用します。

 

福祉専門職(ソーシャルケアサービス従事者)を志した暖かい心を大切に、援助を必要とする人々への共感と、生活困難を生み出す社会背景への鋭い問題意識を研ぎ澄まし、人々のWell-beingの実現と社会変革に貢献できるようなソーシャルワークの専門性を習得して、誇りとやりがいの持てるソーシャルワーカーになるべくチャレンジして下さい。

 

僕が一番気に入っているところは、「福祉専門職(ソーシャルサービス従事者)を志した温かい心」というところです。

僕たち医療・福祉従事者は暖かい心を持ってこの業界に飛び込んできた…なんて素敵な僕たち。

 

頑張りましょう!!!!!

 

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記録の方法は叙述式と構造化の2つ

 

ところで、一般的な記録には2種類の方法があるのをご存知でしょうか。

1つ目が「叙述式記録」であり、2つ目が「構造化記録」と呼ばれています。

 

この2つの方法、どちらが良いと思いますか?

それぞれの記録方法についてご説明していきますね!

 

叙述式記録

 

叙述式記録というのは、出来事を時間の経過に沿って記録していくものです。

”叙述”という言葉が順を追って述べるという意味が入っています。

 

時間の経過に沿って書くので、「いつ・誰が・どうした」ということが分かりやすい…というのがメリットです。

一方で、長文になりがち…というのがデメリットとしてあげられます。

 

構造化記録

 

構造化記録というのは、必要な情報だけを項目化しておくことで簡潔に記録することができるものです。

叙述式記録とは異なり、必要な情報だけが書かれているので長文になりにくいというメリットがあります。

 

しかしながら、しっかりと必要な情報を項目化しておかないと抜け落ちてしまう…というデメリットがあります。

医療や看護の分野では、この「構造化記録」が基本とされています。

 

福祉の分野に関しても、叙述式記録よりも「構造化記録」の方が好ましいと言えます。

 

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構造化記録の代表的な2つの方法

 

構造化記録には、代表的な2種類の記録方法が存在します。

それが、「問題指向型記録(POS)」と「フォーカスチャーティング」です。

 

以下、この2つの記録方法についてご説明します。

 

問題指向型記録(POS=Problem Oriented System)

 

問題指向型記録(POS=Problem Oriented System)とは、患者さんのQOLを大切にすることを前提に、患者さんが抱えている医療上の問題に焦点をあて、多角的な視点で問題を取り上げながら考えて行動していくことを記録することです。

 

フォーカスチャーティング

 

フォーカスチャーティングは「F(Focus)・D(Data)・A(Action)・R(Response)」という構成要素をしている。

F=Focusは、問題となる事柄に焦点をあてる部分です。

 

D=Dataは、Focusとなる問題点に対する情報を表しています。

A=Actionは、問題点に対する支援や対応(アクション)に該当します。

 

R=Responseは、その結果として患者や利用者からどのような反応があったかといった結果の部分です。

これを繰り返し記録していきます。

 

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介護業界はまだまだ叙述式記録が主流

 

医療や看護の分野では、構造化記録が多く用いられていて、「S・O・A・P」や「F・D・A・R」といった記録方法が主流となっています。

 

しなしながら、介護の分野ではまだまだ叙述式でダラダラと書く記録が多かったり、簡潔に書かれているけれども簡潔にし過ぎてしまい、大切な情報が抜けてしまう記録が多くあります。

 

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生活支援記録法のまとめ

 

生活支援記録法とは、「F・S・O・A・I・P」という項目に対して記録を行っていくことで、支援の目的だけでなく支援の経過がより分かりやすくなります。

 

支援の経過が分かりやすいということは、チームの中での支援がスムーズになるだけでなく、他職種連携や家族への情報提供もスムーズにいくようになります。

 

介護職員は、利用者と接している時間が長いので、こういった記録方法の実践を通してより良いケアを作っていけるように一緒に頑張っていきましょう!!

 

 

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