ステップファミリー

ステップファミリーはしんどい!うまくいくには問題点を知ることが大切

ステップファミリーはしんどい

ステップファミリーとして生活している人は、「結婚したはいいけど、思っていたよりしんどい……」と思っていることでしょう。

また、これからステップファミリーとして生活していく可能性がある人は、「ステップファミリーは大変だって聞いたけど、大丈夫かな……」と悩んでいませんか?

 

この記事では、「ステップファミリーはしんどい!うまくいくには問題点を知ることが大切」というテーマで、次の内容についてお話をしていきます。

 

この記事の内容

  • 「ステップファミリーはしんどい」と感じる5つの問題点
  • ステップファミリーとしてうまくいくために大切なこと

 

ステップファミリーは、自分と血のつながりがない子どもを育てます。

血縁のある子を育てるのでさえ大変ですから、ステップファミリーは当然「しんどい」です。

しかし、あなたが大切に想う人と一緒になりたいのであれば、覚悟を持ってステップファミリーになりましょう。

幸せな結婚生活をおくるために、この記事で紹介している「ステップファミリーの問題点とうまくいくための方法」を知っておいてくださいね。

 

「ステップファミリーはしんどい」と感じる5つの問題点

ステップファミリーは、自分の血縁にない子どもと生活していかなくてはならないので大変なことです。

「ステップファミリーってしんどいな……」と感じている人には、次のような5つの問題点があります。

5つの問題点

  • 連れ子と再婚相手の関係がうまくいかない
  • 子ども同士の関係がうまくいかない
  • 2人の間の子どもと連れ子は違う
  • 初婚同士の結婚とは違う
  • 再び離婚となれば子どもに大きな喪失感を与える

 

いかがでしょうか。

既にステップファミリーとして生活している人には「確かに……」と思う内容もあるのではないでしょうか。

それでは、5つの内容を詳しくみていきましょう。

 

【 1 】連れ子と再婚相手の関係がうまくいかない

ステップファミリーが直面する問題点の1つ目は「連れ子と再婚相手の関係がうまくいかない」ということです。

「仲が悪いなら最初から結婚しなければ良いのに」と思う人もいるかもしれませんが、「結婚してから関係が悪くなることがある」のがステップファミリーの難しいところ。

連れ子と再婚相手の関係がうまくいかないステップファミリーは多く、1番の悩みであり課題と言えるでしょう。

 

【 2 】子ども同士の関係がうまくいかない

ステップファミリーが直面する問題点の2つ目は「子ども同士の関係がうまくいかない」ということです。

ステップファミリーの場合、片方だけに子どもがいるとは限りません。

子連れ同士の再婚もステップファミリーになります。

子連れ同士の再婚の場合は、連れ子と再婚相手の関係性だけではなく、連れ子同士の関係性も大切になります。

親友だった2人が口も聞かなくなることがあるように、子ども同士が最初は仲良くても一緒に生活していくうちに仲が悪くなってしまうこともあります。

子ども同士の関係も、連れ子と再婚相手の関係と同様に大きな問題となっています。

 

【 3 】2人の間の子どもと連れ子は違う

ステップファミリーが直面する問題点の3つ目は「2人の間の子どもと連れ子は違う」ということです。

ステップファミリーとして生活が始まり、連れ子と再婚相手の関係も良好。

順調にいっているときに気をつけたいのが2人の間に子どもが生まれたときです。

連れ子の親は、どちらも自分の子どもですから平等に接することができます。

しかし、再婚相手から見ると「自分の子」と「他人の子」という意識がはっきりと出てきます

結婚する前には「どちらの子も平等に接するぞ!」と思っていても、必ず差が出ます。

子どもは大人が思っている以上に敏感ですから、あなたの変化に気がつきます。

そうすると、良かったはずの連れ子と再婚相手の関係が崩れ始めます。

ステップファミリーとして生活する以上、連れ子と自分の子に感じる愛情の差は、必ず乗り越えるべき課題といえます。

 

【 4 】初婚同士の結婚とは違う

ステップファミリーが直面する問題点の4つ目は「初婚同士の結婚とは違う」ということです。

両方が再婚のステップファミリーであれば初婚と違うことは承知しているでしょう。

しかし、片方が初めての結婚なのであれば、「夢の結婚生活」を思い描いているかもしれませんね。

お互いに初婚や子どもがいない場合は、結婚してから子どもができるまでは「2人の時間」があります。

ステップファミリーの場合は、結婚と同時に子どもを含めた「家族の時間」が始まります。

ステップファミリーには、初婚同士の結婚生活とは違う時間の流れがあることを知っておきましょう。

 

【 5 】再び離婚となれば子どもに大きな喪失感を与える

ステップファミリーが直面する問題点の5つ目は「再び離婚となれば子どもに大きな喪失感を与える」ということです。

どんなに小さい子でも、親が離婚したことに傷ついています。

そして、「親が離婚したのは自分のせいかもしれない」と思っています。

再び離婚するようなことがあれば、子どもに大きな喪失感と心の傷を与えることになってしまいます。

ステップファミリーとして生活していくということは、大きな責任を背負っているということを覚悟しておきましょう。

 

ステップファミリーとしてうまくいくにはどうすれば良いのか

ステップファミリーにはたくさんの問題があることを知ると、「ステップファミリーはうまくいかないのかな……」と不安になってしまいますよね。

では、ステップファミリーとして上手に生活していくためにはどうすれば良いのでしょうか。

ステップファミリーとしてうまくいくには、次の7つのポイントをおさえておきましょう。

 

7つのポイント

  • 親にならず「友達」になる気持ちでいる
  • 頻繁に話し合って親の役割を決める
  • 実の親に会える環境を用意する
  • 2人の間の子どもと連れ子を差別しない
  • 初婚同士の結婚とは違うことを忘れない
  • 抱え込まず相談できる環境をつくる
  • 結婚する前に「お泊まり」を活用する

 

この7つのポイントをおさえずに生活してしまうと、ステップファミリーは失敗します。

それでは、詳しくみていきましょう。

 

【 1 】親にならず「友達」になる気持ちでいる

ステップファミリーとしてうまくいくために大切なことの1つ目は「親にならずに『友達』になる気持ちでいる」ということです。

ステップファミリーが子どもと関係を築くときに失敗しがちなのが、「親になろうとしてしまう」ということです。

子どもからしてみれば、いきなり現れた他人に「親だよ」と言われても納得できませんよね。

そして、怒られたり注意されたりしたら「親でもないのになんだよ!」と反抗したくなるわけです。

「子どもを怒るのは親じゃなくてもいいのだから。昔は近所のおじさんによく怒られて……」なんてことを考える人もいるかもしれませんね。

子どもを教育するという意味では、怒ったり注意したりするのは親じゃなくても良いでしょう。

しかし、ステップファミリーという関係の中では、「親じゃなくても怒っていい」という姿勢は子どもとの関係を悪くする一方です。

では、連れ子との関係をどのように築いたら良いのでしょうか。

それは、連れ子と「友達」になってあげることです。

遊び相手や話しの聞き手になってあげることで、心を開いてくれるようになってきます。

ステップファミリーとして良い関係を築くためには、親になろうとせずに友達になるように心がけましょう。

 

【 2 】頻繁に話し合って親の役割を決める

ステップファミリーとしてうまくいくために大切なことの2つ目は「頻繁に話し合って親の役割を決める」ということです。

先ほどの、再婚相手は連れ子に対して怒らないというのは、言い換えれば子どもを怒るのは実の親からということです。

あらかじめ話し合って、「子どもを怒るのは実の親からにしよう」と役割を決めておくことが大切です。

他にも、親が再婚したことで「親をとられる」という感情を持つことがありますので、「子どもと実の親の時間をつくるようにする」ということも大切になってきます。

子どもと実の親の時間を確保するようにするには、たとえば洗濯や掃除といった家事を再婚相手にしてもらい、その間に子どもと実の親が遊ぶ時間を作るといった方法があります。

もちろん、家事は毎日再婚相手がしなさいということではありません。

その時々に合わせて2人でしっかり話し合って決めていくことが、ステップファミリーとして上手に生活していくためには大切です。

 

【 3 】実の親に会える環境を用意する

ステップファミリーとしてうまくいくために大切なことの3つ目は「実の親に会える環境を用意する」ということです。

親が再婚すると、子どもは「本当の親にはもう会えないのかな……」と不安になります。

どのような理由があって親同士が別れても子どもにとっては「親は親」なのです。

そして、「会いたい存在」なのです。

子どもが会いたいと言ったときは、ちゃんと会えるように相談してあげましょう。

 

【 4 】2人の間の子どもと連れ子を差別しない

ステップファミリーとしてうまくいくために大切なことの4つ目は「2人の間の子どもと連れ子を差別しない」ということです。

結婚当初は「2人の間に生まれた子と差別しないぞ」と思っていても、実際に自分の子どもが生まれてくると気持ちが変わってしまう人も多くいます。

子どもは敏感ですから、あなたの変化にはすぐに気がつきます。

連れ子同様に、怒ったり注意したりするのは片方の親の役目にするのも1つの方法ですね。

また、自分の子どもでも「友達」のような距離感で接するのも良いでしょう。

いずれにしても、2人の間の子どもと連れ子には愛情の差が出る可能性が高いので、差別しないように気をつけましょう。

 

【 5 】初婚同士の結婚とは違うことを忘れない

ステップファミリーとしてうまくいくために大切なことの5つ目は「初婚同士の結婚とは違うことを忘れない」ということです。

初めて結婚する人は、2人だけの楽しい時間を想像しているかもしれませんね。

しかし、ステップファミリーに夫婦2人の時間はありません。

あなたのまわりにステップファミリーの知人がいるなら話しを聞いてみたり、本を読んだりして「ステップファミリーがどのような結婚生活か」ということを知っておくようにしましょう。

 

【 6 】抱え込まず相談できる環境をつくる

ステップファミリーとしてうまくいくために大切なことの6つ目は「抱え込まず相談できる環境をつくる」ということです。

まわりにステップファミリーがいれば、相談できる存在として関係を築くのも良いですね。

ステップファミリーは多くの問題に直面しますから、相談できる環境をつくっておきましょう。

M-STEP」や「SAJ〜Stepfamily Association of Japan〜」といったNPO団体も活用してくださいね。

 

【 7 】結婚する前に「お泊まり」を活用する

ステップファミリーとしてうまくいくために大切なことの7つ目は「結婚する前に『お泊まり』を活用する」ということです。

結婚すると同時に一緒に暮らすようになると、子どもにとっても大きな負担になります。

結婚する前に、同棲をしたり週末だけお泊まりをしたりして、「新しい親がいる」ということを子どもに慣れていってもらうのです。

最初は子どももストレスに感じるかもしれませんが、ゆっくり時間をかけていくことで打ち解けることができるでしょう。

結婚する前にお泊まりをして、少しずつ関係を築いていきましょう。

 

まとめ:ステップファミリーは問題が多いのでうまくいくには工夫が必要

今回は「ステップファミリーはしんどい!うまくいくには問題点を知ることが大切」というテーマでお話をしてきました。

ステップファミリーには、通常の家族とは違う問題点が多くあります。

問題が多い分、工夫が必要になります。

しかし、ステップファミリーとして幸せな結婚生活をすることができるということは、あなたが血のつながりに関係なく人を愛していける人ということになります。

大切な人と幸せな人生を歩むために、頑張ってくださいね。

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