ステップファミリーは結婚式をした方が良いの?
再婚の結婚式はどのように進めたら良いの?
再婚の結婚式は、ゲストやご祝儀はどうしたら良いの?
このようなお悩みに答えていきます。
この記事では、「ステップファミリーも結婚式を挙げるべき5つの理由とゲストやご祝儀の考え方」というテーマで、「再婚でも結婚式はした方が良い」ということをお話していきます。
再婚する人の多くは結婚式をしていません。
株式会社リクルートマーケティングパートナーズが2019年に実施した「結婚総合意識調査2019」という調査によると、2018年(平成30年)4月〜2019年(平成31年)3月に再婚した人の中で結婚式(披露宴・披露パーティ)を実施した割合は34.1%でした。
つまり、再婚する人の約7割が結婚式をしないことが分かります。
※結婚総合意識調査2019(リクルートブライダル総研調べ)
(https://souken.zexy.net/data/SG/msgi2019_release.pdf)
結婚式が2回目だとしても、ステップファミリーとして生活していくのであれば結婚式を挙げた方が良いです。
結婚式をすることで家族としての決意を固めることができます。また、親族や友人を招待しておくことで「ステップファミリー」だということを伝えられるので、まわりの人からサポートを受けやすくなります。
ステップファミリーは大変なこともたくさんありますが、結婚式をしておくことで家族の絆が深まり、みんなが前向きな気持ちで過ごせるようになります。
あなたがステップファミリーだということを親族や友人が知っていてくれると、何かあったときも安心して相談できますよね。
「ステップファミリーだから……」「2回目だから……」と後ろ向きにならず、
あなたの家族が力強く過ごしていくためにも、結婚式を挙げましょう。
この記事の内容
- 再婚で結婚式をしない人が多い理由
- ステップファミリーでも結婚式をした方が良い理由
- 結婚式をする場合のゲストの招待やご祝儀について
ステップファミリーが結婚式をしない3つの理由
平成30年度の再婚で結婚式を実施した割合が34.1%であったように、挙式を挙げないという人が多くいます。ステップファミリーが結婚式をしない理由には次の3つがあります。
結婚式をしない理由
- 親族や友人から2回ご祝儀をもらうことになる心配があるから
- 子どもにお金や時間がかかるから余裕がないから
- 結婚式は初婚の人向けのプランだと感じるから
【 1 】親族や友人から2回ご祝儀をもらうことになる心配がある
ステップファミリーが結婚式をしない理由の1つ目は「親族や友人から2回ご祝儀をもらうことになる心配があるから」です。
2回目の結婚式となると、「1回目の結婚式でお祝いしてもらったのに離婚しちゃったから、またご祝儀をいただくのは悪いなあ」と思い、式を挙げることを遠慮してしまいます。
たとえば、1回目の結婚式で親族から5万円のご祝儀をもらったとすると、2回目にまた5万円もらえたとすると合計で10万円もらったことになりますから、さすがに申し訳ない気持ちになりますよね。
1回目でお祝いしてもらったのに離婚してしまい、2回目の結婚式でもご祝儀をもらうことになることへの後ろめたさが、結婚式を挙げない理由になっています。
【 2 】子どもにお金や時間がかかるため余裕がないから
ステップファミリーが結婚式をしない理由の2つ目は「子どもにお金や時間がかかるため余裕がないから」です。
結婚式は挙式にお金がかかります。また、挙式の打ち合わせや準備に時間が必要です。子育てをしながら結婚式の費用と時間を確保することが難しいと言えます。
たとえば、子育てには保育園や学校の費用、おもちゃや日用品、洋服や外出費用など、色々なお金がかかります。また、子どもを連れて結婚式の打ち合わせに行くと話しが進まないこともあるので、挙式の打ち合わせに行く時間を確保できません。
子どもにかかるお金や費用のことを考えて結婚式を挙げることを諦める結果となります。
【 3 】結婚式は初婚の人向けのプランだと感じるから
ステップファミリーが結婚式をしない理由の3つ目は「結婚式は初婚の人向けのプランだと感じるから」です。
結婚式はキラキラしたイメージがあります。「初婚や年齢が若いうちに結婚式を挙げるのは良いけど、再婚で挙式を挙げるのはちょっと……」と躊躇してしまう人もいます。
結婚式は華やかに開催されるので、再婚や年齢が高い人には似合わないものだと感じます。
ステップファミリーが結婚式を挙げるべき5つの理由
ステップファミリーとしてこれから生活していくのであれば、結婚式を挙げるべきです。結婚式を挙げるべき理由には次の5つがあります。
結婚式をすべき理由
- 夫婦としての決意を固める
- 結婚式で家族・親族の関係を作れる
- 親が喜ぶ顔を子どもは見たい
- 結婚式の場を借りて感謝の気持ちを伝えられる
- 招待される人は2回目でも「祝いたい」と思っている
結婚式を挙げることは、夫婦として1つのスタートラインに立つことになります。「ここから始めるんだ」という2人の強い絆を作ることができます。
家族としての絆を深めて良い関係を続けていくためにも、結婚式を挙げるようにしましょう。
【 1 】夫婦としての決意を固める
ステップファミリーが結婚式を挙げるべき1つ目の理由は「夫婦としての決意を固める」ということです。
結婚は「婚姻届」を役所に提出することで成り立ちます。結婚式を挙げたかどうかで決まるものではありません。しかし、結婚式を挙げた場合は、何か辛いことがあっても「結婚式でみんなに祝ってもらったから、頑張っていこう」という気持ちになります。
たとえば、夫婦喧嘩や連れ子との関係に悩んだときに、結婚式を挙げていないと簡単に逃げ出してしまうかもしれませんね。しかし、結婚式を挙げていれば、「挙式で誓った言葉」や「お祝いしてくれた親族や友人」のことを思い出し、頑張ろうという気持ちで乗り越えることができます。
夫婦としての絆を強くするために、結婚式を挙げることは大切です。
【 2 】結婚式で家族・親族の関係を作れる
ステップファミリーが結婚式を挙げるべき2つ目の理由は「結婚式で家族・親族の関係を作れる」ということです。
結婚式は、結婚する2人だけではなくお互いの親族も集まります。結婚式のような場がなければ、お互いの親族が顔を合わせる機会はなかなかありませんから、挙式は絆を深める良いチャンスです。
結婚式はお酒を飲むので、「お酒の力」を借りて両家が意気投合することもあります。良い関係を築いておくと、困ったときに頼れる場所が増えるメリットがありますね。
結婚式を活用して両家の絆を深めておきましょう。
【 3 】親が喜ぶ顔を子どもは見たいから
ステップファミリーが結婚式を挙げるべき3つ目の理由は「親が喜ぶ顔を子どもは見たいから」ということです。
お母さんが笑顔で嬉しそうにしている顔、お父さんの顔が和らいでニコニコしているところを見て、子どもは幸せを感じます。親が喜ぶ顔を、子どもは見たいのです。
たとえば、ゲストに招かれた人たちに「おめでとう!」と言われながら嬉しそうに歩く親を見て、子どもは「お母さんがニコニコしている。僕も嬉しいな。」と思います。
親が幸せになっている顔を見せてあげるためにも、結婚式をすることは良いことです。
【 4 】結婚式の場を借りて感謝の気持ちを伝えられるから
ステップファミリーが結婚式を挙げるべき4つ目の理由は「結婚式の場を借りて感謝の気持ちを伝えられるから」ということです。
日頃から家族や友人に「ありがとう」と伝えることが理想ですが、当たり前になっていたり恥ずかしかったりして言葉にできませんよね。結婚式であれば、手紙や会話の中で「ありがとう」を伝える機会がたくさんあります。
ステップファミリーは子連れで結婚することへの家族の理解や協力で成り立つ部分が多くあります。感謝を伝えるために結婚式を挙げましょう。
【 5 】招待される人は2回目でも「祝いたい」と思っているから
ステップファミリーが結婚式を挙げるべき5つ目の理由は「招待される人は2回目でも『祝いたい』と思っているから」ということです。
マイナビが2014年7月8日にマイナビニュース会員の20〜50代の男女500名を対象にインターネットアンケートで実施した調査によると、76.0%の人が「2回目でも結婚式に参加してお祝いしたい」と回答しました。
出典:マイナビウエディング「再婚カップルの結婚式ノウハウ完全ガイド」
(https://wedding.mynavi.jp/contents/special_contents/saikon_wedding/)
つまり、「おめでたいことだから2回目であろうとお祝いしてあげたい」と多くの人が思っているということです。
参加するかしないかは招待された人が決めることなので、結婚式を挙げてみんなにお祝いをしてもらいましょう。
ステップファミリーにおすすめの結婚式の挙げ方
ステップファミリーが結婚式を挙げるときは、どのような内容にするのが良いでしょうか。次の4つを参考にしてください。
結婚式の内容
- 会費制のパーティ形式にする
- ご祝儀なしの結婚式にする
- お返しを良い品にする
- 子どもも参加できる内容にする
2回目となるとご祝儀の配慮もありますから、会費制のパーティにしたりご祝儀をなしにしたりするという方法があります。また、ご祝儀をもらうのであればお返しの品を豪華にするのも良いですね。
ステップファミリーは子連れ再婚なので、子どもが参加できる結婚式の内容にすると盛り上がります。
【 1 】会費制のパーティ形式にする
ステップファミリーにおすすめの結婚式の挙げ方1つ目は「会費制のパーティ形式にする」という方法です。
「結婚式はしたいけどご祝儀はもらいたくない…」と悩む人は会費制のパーティにすることで回避できます。会費制のパーティであれば、参加する人は「結婚式ではなくてパーティに参加する」という気楽な気持ちで来ることができます。
たとえば、会費を1万円に設定して開催します。ご祝儀だと3万円程度になるところを半分以下の負担で参加してもらうことができます。会費は1万円〜1.5万円未満が半数以上を占めているので、相場に合わせて設定します。
会費制のパーティにすることで、ゲストが参加しやすい結婚式にすることができます。
【 2 】ご祝儀なしの結婚式にする
ステップファミリーにおすすめの結婚式の挙げ方2つ目は「ご祝儀をなしにする」という方法です。
「ご祝儀は1度もらっているから、どうしてもお金はもらいにくい……」と悩む人は、思い切ってご祝儀をなしにするのも1つの方法です。しかし、ご祝儀がないということは自分たちで持ち出したり家族から援助してもらったりする金額が増えることはデメリットです。しかし、ゲストはとても参加しやすくなりますね。
2回目の結婚式だからご祝儀をもらうことに抵抗があるという人は、ご祝儀なしにする方法もあることを知っておきましょう。
【 3 】お返しを良い品にする
ステップファミリーにおすすめの結婚式の挙げ方3つ目は「お返しを良い品にする」という方法です。
「2回目の結婚式だけど、ご祝儀をいただけるならもらいたい……」という人は、お返しの品を通常より高価なものにするという方法が良いでしょう。ご祝儀は相手からの気持ちなので、しっかりとした金額でお返しすることで感謝を伝えることができます。
結婚式では、ご祝儀をいただいたお礼として食事を提供して引き出物を贈ります。引き出物は通常、提供する料理の3分の1の値段とされています。2回目の結婚式でご祝儀をもらう場合は、引き出物の値段を高く設定することでお返しができます。
【 4 】子どもも参加できる内容にする
ステップファミリーにおすすめの結婚式の挙げ方4つ目は「子どもも参加できる内容にする」という方法です。
子どもが参加できる結婚式にすることで、ステップファミリーらしい内容にすることができます。
たとえば、「リングベアラーをしてもらう」「ファミリーメダリオンをプレゼントする」「立会人として証明書にサインを書いてもらう」という内容が挙げられます。他にもウエディングプランナーと相談しながら、あなたの家族らしい結婚式を作り上げてみてくださいね。
せっかくステップファミリーとしてスタートするのですから、子どもが参加できる内容にしてあげましょう。
まとめ:ステップファミリーは結婚式を挙げて家族や友人と絆を深めよう
この記事では「なぜステップファミリーは結婚式をしないのか|挙式をすべき5つの理由」というテーマでお話をしてきました。
ステップファミリーは結婚式が2回目になることや、お金や時間の確保が難しいことから挙式を挙げないことが多いです。しかし、結婚式をすることで家族としてスタートする節目にすることができます。また、家族や友人にステップファミリーとして頑張っていくという誓いを見届けてもらうことで、家族としての絆も、友人たちとの絆も深まっていきます。
「ステップファミリーだから……」「2回目だから……」と遠慮せず、あなたの大切な人の笑顔のために幸せな結婚式を挙げてくださいね。